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にえガレのブログ

「捉われずに拘る」をモットーにしております。

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「Nie's garage」略して「にえガレ」のブログへようこそ!

『捉われずに拘る』をモットーにやっております。

2ストローク色がやや強そうにみえるかも知れませんが、4ストロークも含め どのようなバイクに乗っておられる方にも見ていただけるように配慮しているつもりです。

少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。

~Nie's garage OSAKA JAPAN~

☆お問い合わせはこちらまで☆
niesgarage@gmail.com

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2017.04
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Category : RZ250(4L3)
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価格と性能のバランスを高い次元で実現した黄色い缶の「A.S.H. VSE」をにえガレのストアのラインナップに加えました。

にえガレのストア





前回の記事はこちらです。
スイングアームピポットのベアリング化(その2:ベアリング圧入&クリアランスの確認)


前回も記述した通り、スイングアームのスラスト方向には一定量のクリアラスが必要です。
具体的にはこのようになります。

「スイングアーム幅」-「ピポットパイプ長」 > 0mm


ワンオフしたブッシュです。矢印の部分の幅を狭く設計しています。
”私の個体”で0.30mmのクリアランスになります・・・(※1)

17014534_2.jpg




動作はスムーズですが、まだもう少しよくなりそうな気もします。
スイングアームから手を放すと「すー」っと自重でさがるものの、これでベスト!といえる根拠がありませんので、クリアランスを細かく変化させて、動きへの影響を確認することにしました。


製作した特注のシムです。こんなものが1枚1000円近くします(笑)
(焼きの入った素材で作ってもらいました)

17014588.jpg




スラストカバーにセットします。
このシムをセットするのは「ピポットパイプ長を長くする」のと同じ効果を狙ってのこと。

なので、機能的には中央の穴の周囲だけでいいのです。
言い換えると、ピポットパイプと同じ断面形状のシムでも機能します。

ただ、それだと装着するときに動いてしまいます。
穴にシャフトを通するにイライラするので、スラストカバーと同じ外径にしたわけです。


今回手配したシムは0.10mm、0.15mm、0.20mmの3種類です。

これらを組み合わせれば、シムだけで7パターンの調整が可能になります。

ここで忘れてはいけないのが「もともとスラスト方向には0.30mmのクリアランスがある」点です。
前述した※1ですね。なので、シム厚+0.30mmが実際のクリアランスになります。



実装した結果は以下のとおりです。

★シムなし(0.30mm)
 自重で落下。
 軽さレベル ○

★0.10mmシム(0.40mm)
 自重で落下。
 軽さレベル ○○○

★0.15mmシム(0.45mm)
 自重で落下。
 軽さレベル ○○○

★0.20mmシム(0.50mm)
 自重で落下。
 軽さレベル ○○○

★0.10+0.15mmシム(0.55mm)
 自重で落下。
 軽さレベル ○○

★0.10+0.20mmシム(0.60mm)
 自重で緩やかに落下。
 軽いとはいえない。

★0.15+0.20mmシム(0.65mm)
 自重で緩やかに落下。
 軽いとはいえない。

★0.10+0.15+0.20mmシム(0.75mm)
 自重で落下するが、落下速度が遅い。



シムなし、シムあり7パターンで、都合8パターンの条件になりますが、実際には20回近く組み換えが必要でした。
時折「シムなし」を試すことで、評価のブレを小さくするためです。


今回の結果から、”私の個体においては”スラスト方向のクリアランスの最適値が0.40~0.50mmであることが分かりました(※2)

参考までに、別の車種のマニュアルに書いてあったクリアランスの規定値です。
RZのサービスマニュアルには記述がありませんが、だいたい合致しますね。

17014595.jpg




ところで幅方向のガタを無視すれば、クリアランスが大きければ大きいほど動きはスムーズになるはずです。
ところが、今回の結果だと0.55mmあたりから動きに変化(悪化方向の)が見られます。

これは外径の大きなシムを使ったことが影響していると思われます。


実験に使ったシムです。熱処理時に生成したスケールが消失しているのが分かります。

17014598.jpg



最外周部はスラストカバーにあるオイルシールと擦れあった結果だと思います。
ですが、ところどころ、オイルシール以外の場所でも擦れたあとが残っています。


シムを挟む=全幅が増えますので、フレームとの当り加減が変わったのでしょう。

シムを挟んだがゆえ…の現象ですから、※2で書いた0.40~0.50mm…の最適値の”上限側”にはもう少し幅があると考えてよいでしょう。


まぁ、スラストカバーの内側をみても明らかですね。
シムと接触している部分にゴムが張り付けられていますので、抵抗になるのは当然のことです。

17014599.jpg







今回の実験ではシムを使いましたが、キット化するものは、試作品よりも矢印部分の厚さを薄くして対応します。

17014534_2.jpg




シムで調整するとしても、サービスマニュアルで指定された場所にいれる形の方がいいでしょうね。
一応、パーツリストには調整用のシムが掲載されてますし。

ちなみに、パーツリストに掲載された番号で手配すると「0.30mm」のシムが納品されます。今回の実験から分かるように「かなりラフ」な設定です。(画像はノギスですが、マイクロメーターでの計測でも同値でした)

17014539.jpg



個体差は必ずありますから、調整行為は「必須」だと思うものの、できるだけ「スイートスポット」に近くなるように設計変更します。

素材も見直します。試作品はジュラルミン&硬質アルマイト処理で製作しました。
表面処理後の精度保証を要求すると、とても高額になります。


前回の記事では、ステンレスでも…と記述しましたが、CAC系統の素材で製作します。

広義には黄銅の仲間です。沢山の種類がありますので、市中での調達性も加味して最終選定しますが、総じて耐摩耗性に優れます。

強度的はそれほど高くありませんが、構造上、スラスト方向の力しか受けません。樹脂でも持つくらいですから、問題ないでしょう。
加工性もよいですし、万が一の無潤滑状態でも、かじりづらいと思いますので、CAC系統の方がよいはずです。


ということで、開発は終了!です。

量産タイプは、これまで確認された問題点を解消したものになります。
近日中に価格、仕様などを発表できると思います。こうご期待!





☆;+;。・゜・。;+;☆;+;。・゜・。;+;☆;+;。・゜・。;+;☆;+;。・゜・。;+;☆
 作業依頼受け付けております(^-^)/
 お気軽にお問い合わせ ください。
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