FC2ブログ
RSS
Admin
Archives

にえガレのブログ

「捉われずに拘る」をモットーにしております。

プロフィール

にえ

Author:にえ
「Nie's garage」略して「にえガレ」のブログへようこそ!

『捉われずに拘る』をモットーにやっております。

2ストローク色がやや強そうにみえるかも知れませんが、4ストロークも含め どのようなバイクに乗っておられる方にも見ていただけるように配慮しているつもりです。

少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。

~Nie's garage OSAKA JAPAN~

☆お問い合わせはこちらまで☆
niesgarage@gmail.com

最新記事
最新コメント
カテゴリ
FC2カウンター
FC2カウンター
現在の閲覧者数:
カレンダー
11 | 2015/12 | 01
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最新トラックバック
月別アーカイブ
FC2ブックマーク
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
Powered by fc2 blog  |  Designed by sebek
2015.12
03
にほんブログ村 バイクブログ バイク カスタムへ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログ オフロードへ
にほんブログ村
↑↑↑ブログランキングに参加しております。ご協力よろしくお願いします!↑↑↑



『安楽仕様のセローを作るには』カテゴリーを作ってみました。
http://niegare.blog118.fc2.com/blog-category-69.html

セローを題材にはしていますが、一連の話しは、セローに限ったことではありません。
安心で安全で楽ちんな車両づくりをするのに共通した内容になっておりますので、個別具体論として読んでいただくのではなく、自分の車両にも適用できるんじゃないか…そんな風に読んでくださればと思います。





R0018149.jpg


さてPDバルブです。街乗りされている方にこそお勧めします。

このパーツを装着することで、安全性がウンと向上するからです。
なお、このパーツは、特にストローク量の大きなフロントフォークを持つ車両にお勧めできます。





サスペンションは、弾性体と軟性体の組み合わせでできています。

スプリングというのは入力された力の大きさに応じて伸縮します。
ガツン!と一気に力を加えても、ゆっくり力を加えても、力の大きさが同じなら同じだけ伸縮します。これは、スプリングが「弾性体」だからです。

一方、オイルは「粘性体」です。勢いよく入力したときと、ゆっくり入力した時の挙動が異なります。
ゆっくりと物を沈めればスルリと入り込みますし、勢いよく叩きつければ障害物として作用します。
(天ぷら鍋に食材をいれるときを想像すれば分かりますね。ゆっくりといれると飛び跳ねませんが、ポンと放り込むと飛び跳ねます)

組み合わせて考えると難しいので、こうやって分解して単純化すると理解がやりよいと思います。






同じ力を、
 ・大きなストロークで受け止めようとすれば、柔らかいばねを使うことになります。
 ・小さなストロークで受け止めようとすれば、硬いばねを使うことになります。


ここで忘れてはいけないのは、柔らかいばねは、大きくストロークするまで反力が高まらない点です。
言い換えると、少ししかストロークしていないときは、小さな反力しか生まないのです。

誤解を恐れずにいえば、タイヤは、主にサスペンションが発揮する反力によって路面に押し付けられています。


ばねだけで単純に考えると、このようになります。
…ばねが大きくストロークすればするほど、タイヤは強く路面に押し付けられる
…逆に、あまりストロークしていない状態では、タイヤを路面に押し付ける力は弱くなる

このことから、ストロークが大きく、柔らかいばねを使っている車両ほど、
ストローク初期の「タイヤが路面に押し付けられていない」状態が、生じやすいといえます。


タイヤが路面に押し付けられていない状態で、ブレーキをガツンとかけるとどうなるか…。

路面に押し付けられていないということは、タイヤがロックしやすい状態です。
極端な例ですが、タイヤを空転させた状態だと、すぐにロックしますよね。あの状態に、より近いということです。

そんな状態でも、ブレーキを握れば容赦なしに効力が立ち上がりますので、ロック⇒ツルっと吹っ飛んでしまう…。

これが握りゴケの正体です。


握りゴケは、急な姿勢変化であったり、操作の象徴的なものですので、これを題材に説明を続けます。

じゃぁストロークの大きく取るために、柔らかいばねを使う限り、握りゴケを避けることはできないのか…。

そんなことはありません。ここで登場するのが「ダンパー(減衰)」です。

ダンパー機能を担う「オイルは粘性体」ですから、入力の速さによって挙動が異なります。
ゆっくりのときはゆっくりといなし、速い速度のときはグッと踏ん張って(≒反力)くれるのです。うまく使ってやることで、ばねの弱点を補うことができます。






「ゆっくりのときはゆっくりといなし、速い速度のときはグッと踏ん張って(≒反力)くれる」のなら、握りゴケなんてしないんじゃないか…。

確かにそう書きましたが、実際は、そう簡単ではありません。


セローのような昔ながらの設計のフロントフォーク(フリーバルブ方式)は、減衰を発生させる経路が一系統しかないからです。
ですから、ばねほどではないけれど、結局行き詰まるのです。


ゆっくりとストロークするときでも、クッとダンパーを効かせることができたらさぞ気持ちよいことでしょう。

ゆっくりとした動作でダンパーを効かせようと思うと、オイルが通る経路を小さくしないといけません。
すっかすか通るようでは、減衰を発生させることができないからです。

しかし、経路が小さいと、例えば、段差に乗り上げた時のように、速く、大きな入力には対応できず「スティック」してしまいます。
とても危険ですから、速く、大きな入力にも対応できるように、オイルが通る経路を大きくしなければなりません。

フロントフォークを分解したことのある方はごぞんじのとおり、上側の伸び側の経路にくらべ、下側圧側の経路(穴)は実に大きいでしょ。(異なる車種のものですが、だいたいこんな感じです)

R0018152.jpg

R0018145.jpg







結果、ゆっくりとストロークしているときには、ダンパーを効かせることができません。
少し言い過ぎかもしれませんが、慣性を殺す程度にしか効かせることができないのです。

ですから、ガツンとブレーキを握ったときには、やはり速く大きく沈み込んでしまうのですね。

これがフリーバルブ方式におけるジレンマです。



さて、PDバルブです。複数の経路がありますので、入力の速さや大きさによって、それぞれ調整を効かせることができます。
うまく使ってやることで、ばねの反力が期待できない、ストロークが少ないときでも、「ダンパー」を効かせることで、タイヤを路面に押し付けることができます。

R0016452.jpg





PDバルブを装着することで得られる恩恵はいくつもあります。


例えば、軽く流しながら、道なりにスーッと曲がるような場面。

旋回による入力はさほどではありませんから、フロントフォークのストローク量はそれほどではありません。
こういう場面でも、しっかり路面をとらえてくれます。情報量は潤沢となり、安心感が増します。

タイヤが路面をつかんでくれていると、タイヤの仕事量だって増えますので、旋回力だって増すのです。


ゆるーいカーブでも、ついブレーキをかけたり、スロットルを戻したりしていませんか?

減速の程度など、たかが知れてるのに、全然安心感が違いますよね?
これって、無意識のうちに、フォークをストロークさせて、タイヤの反力を高めようとしているのです。


PDバルブを装着すれば、綴ら折れのワインディングを、スロットルワークだけでヒラヒラと走ることだって可能です。
もうめちゃくちゃ気持ちいいんですね。

もちろん、ストローク初期の路面をとらえる力が増しているのですから、握りゴケの回避度だって格段に増します。






私はオフ車(やトレール車)で街乗りをするのは、あまり好きじゃありませんでした。
軽く、取り回しがよい反面、スッ飛ぶリスクが高いからです。

例えば道なりのカーブで、ブレーキをかけるとどうなるか…。そう考えると、リヤブレーキペダルから足を離すことができませんでした。

だから、「オフ車は街乗りに向いてる」なんてことを言われると、真っ向から反論したものです。



今じゃお気楽なもんです。急な飛び出しでも躊躇なくブレーキを握れます。
少なくとも、前後同時にかけることができますし、ロックしてタイヤが流れるのはリヤが先です。



PDバルブに限らず、後付けのカートリッジバルブの効果は相当なものです。
ロードバイクでも相当なものですが、ストロークの大きなオフ車(トレール車)では、さらに絶大な効果があります。

私自身試したことはありませんが、アメリカンでも同様の効果があると思っています。





部品自体は比較的安価なのですが、問題は取付けに相応の設備と技術が必要な点です。

取付けに多少の値は張りますが、コストに見合った以上の効果があると思います。なので、満点の★5つ!


なお、Nie's garageでは、両側で25,000円~(※)で承っております。
フロントフォークを分解して加工&取付けしますので、OHと同意です。リフレッシュをかねて是非ご検討ください。

※注記
・場合によっては、追加工や部品製作が必要な場合があるため固定することができません
・PDバルブは、複数のサイズ設定があります。実績がない車種については、分解したのちサイズを検討し、手配をおこないます。代理店の在庫状況によっては、多少納期がかかる場合がございます。



にほんブログ村 バイクブログ バイク カスタムへ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログ オフロードへ
にほんブログ村

↑↑↑ブログランキングに参加しております。ご協力よろしくお願いします!↑↑↑



「高性能オイル A.S.H. 取り扱っております~」
http://niegare.blog118.fc2.com/blog-category-7.html


「各種オリジナルパーツ取り揃えております~」
http://niegare.blog118.fc2.com/blog-category-20.html



「Nie's garageのHP」
「作業依頼受け付けてます」

お気軽にお問い合わせ ください。

twitterやってます。出没予告など、色々ぼやいています。IDは「mapleach」。
http://twitter.com/mapleach







スポンサーサイト