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にえガレのブログ

「捉われずに拘る」をモットーにしております。

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にえ

Author:にえ
「Nie's garage」略して「にえガレ」のブログへようこそ!

『捉われずに拘る』をモットーにやっております。

2ストローク色がやや強そうにみえるかも知れませんが、4ストロークも含め どのようなバイクに乗っておられる方にも見ていただけるように配慮しているつもりです。

少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。

~Nie's garage OSAKA JAPAN~

☆お問い合わせはこちらまで☆
niesgarage@gmail.com

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2010.07
27
Category : RZ250(4L3)
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クランクシャフトのピンを溶接した方がいいのか?なんて問合せを時々いただきます。

一概には言えませんが、基本的には「やらなくてもOK」だし、「やらない方がいい」と私は考えております。
(YAMAHAの2ストロークエンジンに限定した話しです)

 ¶

理由はいくつかあります。

まぁ、溶接熱によって歪みが出る…これが最も分かりやすい理由です。

金属は、一定以上の熱をいれると「必ず」歪みます。これは物性によるものですから、避けられない事実だということです。

「いやいや、実際に溶接したクランクは沢山あるし、歪んでないよ」という方がいらっしゃるかも知れませんが、これは正しくない。

「クランクの精度に影響がない」だけで、歪みは出ていると認識すべきです。まぁ、屁理屈に近い領域の話しですけどね(笑)
(切削加工で製作されたものですら、やりようによっては歪みはゼロではない)

まぁ、バイクなんて、冷間で成形されたり、溶接接合されまくっていますから、歪みの集合体のようなもんです。なので、影響がなければOKというのは「アリ」だと思います。

ん?ちょっと言いたいことが見えなくなってきましたね。


いやいや、溶接そのものが悪いっていうことが言いたいのではないのですね。ただ、そこにはリスクが伴うよ!ということです。

そもそも、古いバイクのクランクなんて、ベースのコンディションは一律じゃありません。これが極めて厄介なのです。

ものによっては、溶接により酷く歪んでしまうことがあります。
一度歪んでしまったものは、芯、位相が出づらくなり、きっちり元通りにはなりません。

ケースとしては多くありませんが、ゼロではありません。ゼロでないのであれば、慎重にならざるを得ないということです。
(自分のものなら諦めもつきますけど)


ところで、そもそも溶接が必要なのでしょうか。
これまで、かなりの個体をみてきましたが、少なくとも、YAMAHAのRZ系および1KT系など、パラツインについては、基本的には「やらなくてもOK」というのが私の考え方です。

なぜなら、ピンが抜けている個体なんて「ほとんどない」のが実態だからです。実際にそうなのだから、そうなんです(笑)
そんなことはない!なんていわれても、事実そうなのだから、そうなんです(しつこい!)。

一方、レースをやっておられるショップの見解は違いますね。用途(使い方&使われ方)が違うのだから、見解は違って当然なのです。


少なくとも、STDの給排気系を持つ車両で、ストリートを走っているレベルなら「まず不要」です。
吸気and/or排気系をいじり、パワーの出ている車両でも、ストリートを走るレベルなら「まず不要」です。

高回転を常用しているかどうか?が、(溶接の)必要性を握る鍵です(無論パワーも無関係とはいいませんが…)。


ワインディングで結構元気に走っているつもりでも、意外と高回転で回ってる時間は短いものです。
回ったとしても一瞬であり、そのまま引張り続けるなんてことも少ないはず。

まぁ、普通に走っている限りでは「まず大丈夫」だということです。

なのに、リスクを背負ってまで溶接するんか?というのが、私の疑問であり、問題提起したいことです。


以上の理由から、よほどのことがない限り、溶接はお勧めしていません。


ただ、一部の例外はあります。小排気量車は、ピンの溶接をお勧めしています。
これはクランクのピンが新品で出る⇒コンディションがある程度担保されるのと、ピンが抜けている個体が少なからずあるためです。

 ¶

極限の世界でバイクを走らせているレース屋さんのいうことは正しいのか?

Yesでもあるし、Noでもあると思うんです。

使い方(使われ方)が、まずありき。その環境下で最も最適な手法は何か?ということを考えなければならないと思います。

少なくとも「なんでもかんでも一からげにするのは」乱暴だと思います。

 ¶

直近でオーバーホールしたRZ250のクランクシャフトです。





もともと、ピンが溶接してあったので、溶接部分を削り取り、オーバーホールを行ないました。

削り取ってしまわないと分解できませんし、削られた部分をそのままにはできないので、組み立てた後に、再度溶接が必要です。

溶接はこんな程度で十分です。








そもそも、ピンは圧入されています。抜けないようにするのは圧入による嵌め合いに主体があるということです。
溶接は、あくまでも補助的なものです。歪みのことも考えると、いたずらに溶かし込みを深くする意味はありません。

ちなみに、圧入がユルユルになった固体は、溶接してもダメです。歪みが大きくでる方向ですしね。やはりベースとなるクランクのコンディションが悪いと、仕上がったものもそれなりになってしまいます。

でも、安心してください。

YAMAHAのパラツインのクランクは、なかなか頑強です。数度のオーバーホールには十分耐えてくれます。
(くどいようですが、レース用途については、この限りでない。実際、レース用途ではクランクは消耗品です)

しかし、クランクベアリングがガタガタだったりすると、クランクのダメージは増えてしまいます。
ですから、定期的に分解し、クランクベアリングを交換してやることが、広い意味での耐久性を伸ばすことに繋がるのです。


この先も長くのりたいのであれば、早めにオーバーホールされることをお勧めいたします。



「楽しいんだけどね~。それでも引き続いて、GX750の購入希望者を募集中!」
http://blogs.yahoo.co.jp/nie_gare/25581461.html


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