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にえガレのブログ

「捉われずに拘る」をモットーにしております。

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にえ

Author:にえ
「Nie's garage」略して「にえガレ」のブログへようこそ!

『捉われずに拘る』をモットーにやっております。

2ストローク色がやや強そうにみえるかも知れませんが、4ストロークも含め どのようなバイクに乗っておられる方にも見ていただけるように配慮しているつもりです。

少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。

~Nie's garage OSAKA JAPAN~

☆お問い合わせはこちらまで☆
niesgarage@gmail.com

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ゲストブックにステムの締め付けに関する問合せがありました。ありがとうございます。

字数制限のあるゲストブックでは「とても書ききれない」ので記事に起こします。文字ばかりとなりますが ご容赦下さい。

<問合せ内容を転記させていただきます>
にえさん、はじめまして。いつもブログを楽しんで拝見しています。
TZR125とR1-Zをいじって遊んでいる段田と申します。

ところで宜しければ、ステムの締め付けについてのにえさんの考えを聞かせて頂きたいとおもいましてゲストブックに書き込みしました。
TZR125のマニュアルでは、ブラケット取り付け後ステムナットを3.8kgで締め付け、その後1/8回転戻すとあります。
対して、同じベアリングレース、ボールを使用しているR1-Zではステムナットをわずか0.7kgで締め付けるとあります。
私としてはR1-Zのマニュアルの方法は釈然としなかったのでTZR125と同じ方法で締め付けたのですが、にえさんはステムの締め付けを実際にどのようにしておられますか?不都合でなければご教示いただきたいと思います。
ホームページを拝見する限り、にえさんは締め付けトルクは緩めを好んで居られるようですね。

<私の考え>
実際に、ステムを締め付けてみると「トルク管理」がとても難しいことが分かります。
たったの1/16回転締め付けただけで、全く動きが変わることもあります。

私自身、誤解を恐れずにいえば「ステム部分を締め付けトルクで管理することは不可能」だと思っています。

適切な動きを確保するのが目的に付与されているという点で、他の「単に固定を目的とした部位」とは大きく異なります。

調べてみると、R1-ZもTZR125も、ステムのナットは一枚ですね。
それをトップブリッジのセンターナットで押さえこむ構造になっています。この前提で以下を書き進めます。

【STEP1】ボールレースの装着
#ボールレースの交換を前提に書きます。
新品のボールレースをシッカリと叩き込みます。外周にピッタリと合うものをあてがって叩き込みます。
斜めにならないよう、かつボールを置く部分にダメージが及ばないように注意します。

【STEP2】ボールの設置
ボールを置く部分の”谷”が埋まる程度にグリスを塗布し、鋼球(ボール)を置いていきます。
この際、ボールをクルクルと回してグリスが全面に付着するようにすると良いでしょう。
ボールとレース間だけではなく、ボールとボールの間も潤滑が必要だからです。
設置後、不足したグリスを多少補います。

【STEP3】ステムシャフトの装着
ステムシャフトを装着します。ねじ部を綺麗に洗浄しておくのが重要です。
シャフトを通したら、ナットで軽く固定します。

【STEP4】ステムナットの締め付け
ボールレースを交換した場合は、一旦グイっと締め込みます。

その上で、ステムシャフトの裏側(アンダーブラケット底面)からプラハンなどで叩き、レースの座りを安定させます…と、書かれているのを見かけることがあります。
私自身あまりやらなくなりました。STEP1でシッカリと打ち込んでおけば不要じゃないか?との考えです。ま、軽く叩いて様子をみる程度です。

一旦締め付けた状態からフリーにします。
ここからは、基本的に工具を使いません。手で締め付けていきます。
スロッテッドナットなので手が痛いですから、手袋をはめて作業するといいでしょう。

締め付けの加減は「めいっぱいどちらかに寄せ、そこから手で軽く(はたくように)入力、反対側のストッパーに当たって半分くらい戻ってくる程度」が多いです。
この状態では「ガタ」があるかも知れませんが、無視します。上に示した締め付け加減は、この時点では”あくまでも目安”に過ぎません。

【STEP5】トップブリッジの取り付け
トップブリッジを載せ&トップボルトを軽く締め付けた後、フォークを通します。
アンダーブラケット側でフォークを固定します。トップブリッジ側は「軽く、するすると動くがガタがない程度」とします。

この状態で、トップブリッジのトップボルトを締め付けていきます。

ステムのスロッテッドナットのねじ部にはガタがあります。ねじである以上当然ですね。
トップボルトを締めていくと、このねじのガタ(というかバッククラッシュのようなもの)がなくなっていきます。

すると、ステムの動きが明らかに変わります。

この状態でステムの状態を確認しなければ「意味がない」ということですね。
一旦、フォークを抜きます(重量物なので動きを確認するときに邪魔になる)。

フォークを抜いた状態で、ステムの動きを確認します。STEP4で実施したのと同様の動きで確認します。
反対側のストッパーに当たって少し返ってくるくらいになるようにします。

スロッテッドナットと、トップボルトの締め付け加減を「いい按配」になるまで調整します。
トップボルトにはトップブリッジを固定する目的もありますから「ある程度」の締め付けトルク(軸力)が要求されます。

求められる要件を頭にいれつつ、納得のゆくまで調整を繰り返します。
(フォークを通すことをお忘れなく。トップブリッジとアンダーブラケットの位置関係が狂うと 締め付け加減に影響がでますので)

【STEP6】各部の締め付け
満足のいくトップボルトの締め付け加減が見つかったら、各部の本締めをします。
まずアンダーブラケット側でフォークを固定します。最後にトップブリッジ側でフォークを締め付けます。
理屈/意味は構造を考えれば分かると思います。

…雑駁ですが、このような工程となります。

フォークの突き出し量のことや、その他の留意点について「一部割愛」している点 ご了承下さい。
(また機会があれば詳しく書くかも)

 ¶

さて、これらの手順を踏まえていくと、作業時に気を払わねばならない部分がみえてきます。
ステムの動きはナットの1/16回転…いや、もっと微妙な締め付け加減でウンと状態が変わることが珍しくありません。

「適切な動きが確保される」範囲の中では「あまり過敏」ではありませんし、過敏にならないのがボール&レース方式の美点でもあります。
(テーパーローラー式は”極めて”ピンポイント。アンギュラコンタクト式は 範囲が広め)

微妙な締め付け加減で変わる以上、範囲の中ではあっても「その中の最適」を狙いたいものです。
また緩んだら嫌だから強めに締めとくか…なんてことはあり得ないことだと私は思っています。

ま、これだけシビアな部分です。

・スロッテッドナットのコンディション
 ねじ山はいうまでもありませんが、ナットの座面にも要注目です。
 座面に凸状のバリがあると適切な締め付けができませんね。ヤスリなどで修正が必要です。
 (意外と多い事例)

・スロッテッドナットを押さえているトップブリッジ裏の塗膜
 これも邪魔です。スクレーパで落とし 綺麗に面を出してやります。

この手の作業は必須ということです。


今回は、
 (a)ステムナットが一枚
 (b)(a)をトップブリッジのセンターナットで押さえこむ

構造を前提に書かせていただきました。が、要点は大きく違いません。
ダブルナット方式のものでは「バッククラッシュの量」が減る方向ですから、ステム単体で調整する際の目安が異なる…まぁ、やっているうちに「こうすりゃいい」を想像いただけるのではないかと思います。


ステムの整備は「バイクの状態を確保」するための『必須』事項です。

面倒を感じたり、難しそうに映るかも知れませんが「特殊な技術」を必要としないのも事実です。
諦めずに、最適点を探ればいいだけですからね。
締め付けすぎたからといってたちまち故障するなんてことはありませんから、ダメなら「またやり直せばいい」だけのことです(ちゃんと調整できてないバイクなんぞ恐くて乗れませんが)。
最初はイライラするかも知れませんが、練習すれば出来るようになります。

不明な点がありましたら また書き込んでください。都度 対応させていただきます。



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