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にえガレのブログ

「捉われずに拘る」をモットーにしております。

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にえ

Author:にえ
「Nie's garage」略して「にえガレ」のブログへようこそ!

『捉われずに拘る』をモットーにやっております。

2ストローク色がやや強そうにみえるかも知れませんが、4ストロークも含め どのようなバイクに乗っておられる方にも見ていただけるように配慮しているつもりです。

少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。

~Nie's garage OSAKA JAPAN~

☆お問い合わせはこちらまで☆
niesgarage@gmail.com

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2009.10
26
先日分解したGX750のキャブレターの洗浄を行ないました。

洗浄をかねて入念にチェックしていきます。分解時には見えてなかったものが見えてくることもあります。まぁ、洗車のときに「気がつかなかった傷」を発見するようなものでしょうか。

このキャブレター、2番からガソリンが漏れているとのこと。
フロートチャンバの下辺りらしいのでジックリと見ていくと…。




原因はコレかな。ドレンボルトが突き刺さる穴です。Oリングが接触する辺りに若干ですが荒れが見られます。




磨きこんでおきました。(もちろん他の2つも)

 ¶

次にケミカル(今回はエンジンコンディショナー)による洗浄です。

闇雲にぶっ掛けても意味が薄い。というか意味がありません。
「どことどこが繋がっているのか」を意識してケミカルを注入します。
場合によっては、ある経路を塞いで、別の経路に流してやる…なんてことも必要です。




これはパイロット系です。メインノズルとPJ装着穴を塞いでブッシュー。

今度は別の穴からパイロット系を攻めます。




パイロットジェットに至る経路に注入したいので、こちらからも攻めていきます。

経路の太さや繋がり具合によって「ここを塞いでアソコから注入」なんてことが次第にイメージできるようになります。
重要なのは、3気筒なら3つとも同じやり方をするということです。効果的なやり方を(例えば)3つ目の作業で発見したら、すでにやった2つもやりなおすということです。

作業の方法にバラツキがあると、結果にもバラツキが生じます。
組みつけたあとに「トラブル」が生じないとも限りませんし、その際に「あの作業のやり方が…」とイメージすらできないのは最悪ですからね。

ジェット類は別の容器でディップ。




この後、パーツクリーナーで通路という通路を徹底的に洗浄し、ケミカルを落としていきます。

”その上”で、アルカリ系の洗浄剤にどぶ漬けです。加温し一定時間放置。
この作業の管理要素は温度と時間です。長くつけてはダメです。高めの温度で短い時間とし「サッ」と済ませることが重要です。

汚れの落ちるわけのない(!)低い温度で、ダラダラと長く漬け込んでしまうと表面に白っぽい粉状の物質が生成します。
こんなものが細い経路に生成したら目もあてられません。

で、この洗浄工程が終われば即座に水と洗剤で流し、徹底的にエアブローします。

湿気をしっかり吸収してくれる布の上で乾燥させます。
こんなとき、部品の重ねて置かないこと&置き方をバラバラにさせないように注意しています。部品の過不足の点検にもなりますしね。




注:この手の布は、毛羽立ちが多いため、乾燥させたのち再度エアブローし、別の方法で保管しています

 ¶

ケミカルで洗浄⇒アルカリ系の洗浄剤で洗浄⇒水&中性洗剤で洗浄⇒パーツクリーナー&エアブロー

今回のこの作業ステップには大きな意味があります。

最初にアルカリ系の洗浄剤で洗浄してはいけません。ガム状の汚れが抜けなくなることが「しばしば」あります。
水と中性洗剤も同様です。(あるいは、新たな汚れを生んでしまうことも…)

あくまでも内部経路に溜まった汚れはケミカルで落とすっちゅーことです。

じゃぁ、その後の工程は何故いるのか?はぃ、これは「ケミカルを落としたい」からに他なりません。
ケミカルの多くはアルカリ系ですから、パーツクリーナーを吹き付けたくらいじゃ落ちてくれません。で、そのまま放置すると…表面がヌルヌル状態になります。素材がアタックされている証拠です。

ケミカル漬けにしたキャブを「長期保管」なんてことは、絶対にやってはいけないことだと思っているので、
例えば愛車を冬眠させるときは「ガソリンを抜いて、パーツクリーナーを通して保管」し、「冬眠明けにケミカルも使ってOH」して「すぐに乗る」ようにしています。


まぁ、何が言いたいかというと「キャブのOHには○○クリーナーが適してる」なんてことを言い切ってはいけないということですね。
そのキャブレターの状態や、使用時期なども踏まえて「方法の検討」をしなければならないということです。


灯油で洗ってからケミカルを使う場合もありますし、ケミカルを使ってから灯油で洗うことも 実際あります。
目的や意味が違えば、同じものを使うとしても「順序」が異なってくる1つの例です。


おっと大事なことを付け加えておかなければなりません。

今回の作業内容の前提として「ゴムの部品が全て外せる」キャブレターであること…があります。
これまた「極めて重要」なことです。(FCRやTMRユーザーの皆さん。まねしちゃいけませんよ!)

ゴムの部品がついたままで強烈なケミカルをぶち込むなんぞ”私にとっては”論外です。
中には「ゴムに使っても大丈夫」と書いてあるものもありますけど、それでも分解出来るならやる!というのは基本だろうと考えています。

 ¶

一昔前から比べても、広く一般的に「ケミカル」が使われるようになりました。
よい商品も沢山あります。

でもね、あくまでも作業を助けるものであって、手抜きを助けるものではないと思うんですね。

「汚れは手を動かして落とす」これに尽きると思います。



”Nie's garage”のHP
Nie's garage WORKSでは、作業も承っております!

パーツの製作、加工をはじめました。詳しくは、お問い合わせ下さい。

【問い合わせ方法】
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