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にえガレのブログ

「捉われずに拘る」をモットーにしております。

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にえ

Author:にえ
「Nie's garage」略して「にえガレ」のブログへようこそ!

『捉われずに拘る』をモットーにやっております。

2ストローク色がやや強そうにみえるかも知れませんが、4ストロークも含め どのようなバイクに乗っておられる方にも見ていただけるように配慮しているつもりです。

少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。

~Nie's garage OSAKA JAPAN~

☆お問い合わせはこちらまで☆
niesgarage@gmail.com

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2009.08
03
Category : GX750(3W8)
いよいよ GX750用のスプリングをオーダーします。

事前検証をタップリやるのが、私の流儀です。
気持ちの中には、「最終的には、やってみなきゃ分からない」という思いも相当強いレベルで共存しています。

ならばどうして検証するのか?

「単なる失敗」と、「検証した上での失敗」では、次の方向性を出す容易さがウンと違うからです。
ただ闇雲に試し 失敗に終わるのか?、はてまた単なる通過点となるのか…雲泥の差ということです。

まず、製作いただくバネ屋さんに連絡をしてみました。

「バネレートは0.68kgf/mm、外径は26.5mm、自由長は450mmで」…と話した途端、「見本がないとできない」と言われました。
まぁ、そういうものかも知れませんね…。ベースがあって「この現物から20%レートをあげてくれ」なんてオーダーの方法が良いようです。

しかぁ~っし~。STDのスプリングは見本であって見本ではありません。デュアルレートだもんね。今、作ろうとしているのはシングルレートですから。

ということで、「完全に仕様を指定したら出来るか?」と尋ねると「それはOK」とのこと。但し、望んだレートになるかどうかは分からんとのことです。

まぁ、これは問題ありません。STDのレートの算出に用いたのと”同じ計算方法で設計”するのですから。
絶対値のズレは出るかも知れませんが、大きな問題ではないと考えています。

前置きが長くなりました。

設計にあたり、固定すべき数値は以下のとおりです。
 ・バネレート 0.68kgf/mm(くどいようですが、計算値です)
 ・自由長 450mm
 ・外径 26.50mm

つまり、線径と、有効巻き数で望みのバネレートを設計しなければなりません。
(自由長はレートには関係なし)

4パターンほど設計しました。

先日も書いたとおり、同じレートでも、「線径が太く、巻き数を多く」したいんですね…。

ただ、線径が太く&巻き数を多くすると、ストローク的には不利です。
度を越すと、線間密着しちゃいますからね。

そこで、こんな検証をしました。

 自由長 -[ 線径 × (有効巻き数+2) ]

この計算によって、線間密着せずに スプリングが圧縮できる長さが求められます。
(有効巻き数に2を加えているのは、有効部以外のことを考慮しています。実質2もいらないけどね)

「プリロード+総ストローク」が、この長さを上まらなければOKです。

4つのパターンのうち、私の望みを最も満たしていたのが、

 ・線径 4.4m
 ・有効巻き数 51巻き

というものでした。 

これを、先の式で計算すると…「216.8mm」となります。

今回のスプリングは、プリロードを20mmかける前提で設定していますから、これを引いても200mm弱あります。
ストローク量を考えると、必要にして十分といえます。

まぁ、問題は、4.4mmなんて中途半端な線があるのか?ってことですけどね(笑)
その場合は、他のパターンで依頼してみます。


さて。スプリングレートを計算する際に、大いに悩んだのがエアバネです。
バカにできないどころか、大きく作用していますからね~。

でも…要は、エアボリュームを、STDと同レベルから出発すればいいのだと気がつきました(遅い?)

そこで、STDと、今回製作予定の「スプリングの体積」を算出し、どの程度差があるかを求めました。
計算は簡単です。スプリングの中心径×巻き数で、バネ鋼の長さを求めて、これにバネ鋼の表面積を掛けてやればOKです。

すると、体積の差は、11502mm3と出ました。
インナー内径を27mmとすると(まだ正確に測ってません)、インナー内径部の表面積は572.5mm2です。
11502/572.5≒20mm。

つまり20mmほど油面をあげてやれば、エアボリュームはSTDと同等になるはず。
(プリロードをかけるのに、カラーを使うので、これの体積は考慮しなければならないが)

20mm程度の油面変更ならば、他に影響を及ぼすこともなさそうですし、現実的な値ですね。

さぁーって、いよいよオーダーです。4.4mmの線があるのかどうか…がポイントですね(汗)


なお、これらの手順は、基本的に我流です。 適否の程は…よぉ分かりまへん(笑)





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